一般職社員1

育児で学んだことを仕事に活かし、
仕事で得たものを育児に反映させる。
働くママならではの楽しみ方です。

坂野 絵莉子※取材当時の内容です。
ステンレス・特殊鋼本部 ステンレス・特殊鋼板部 自動車ステンレス鋼板室
経営学部卒・2008年度入社
Profile
大学時代は、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど、海外旅行を数多く経験。ゼミ活動では渋谷表参道の街づくりを行った。海外と関わる仕事や貿易に興味があり、また働きやすい環境があると感じ、JFE商事に入社。薄板貿易室で輸出業務を担当。これまで2回の産休・育休を取得。その後、部署異動により現部署へ。

一般職社員1

経験で培われた広い視野で
業務の改善を提案。

これまで二度の産休・育休を取得し、週の半分は在宅勤務、出社日は16時までの時短勤務で働いています。現在は自動車の部品に使用されるステンレス鋼板の輸出に伴う発注作業・船の手配・支払回収等、一連の事務業務を担当しています。担当地域は中国・香港・台湾です。 新たな部署に異動となり、最初は慣れない面もありましたが、これまでに培った輸出業務の経験を活かしながら取り組んでいます。自動車ステンレス鋼板は品種が多く、かつ価格の決定方法が非常に複雑なため、とても手間がかかる傾向にあります。私は、マンパワーも時間も限られる中でいかに効率的に進めていくかが重要だと考え、システム化の更なる推進を提案。こうした改善案が受け入れられ、現在はその実現に向けて取り組んでいるところです。目先の業務にとらわれず広い視点で改善に向けた提案ができるようになったことに、自分自身の成長を実感しています。社員の前向きな提案をしっかりと受け入れる雰囲気が醸成されていることが、当社の魅力の一つです。

“できていること”に
フォーカスすることで人は伸びていくから。

部署には2年目と5年目の一般職社員がおり、2人ともとても真摯に仕事に取り組んでいます。コミュニケーション力にも秀でていて、素晴らしい活躍をしてくれています。もちろん人間ですから時にはミスもするし、落ち込むこともあるでしょう。そんなとき私は、誰も気づいていないけれど実は素晴らしい、“できていること”を見つけて声をかけるようにしています。事務処理が中心の一般職の仕事は、どうしても“できて当たり前”と見られがちで、その分、ミスをすると目立ってしまうことも否定できません。しかし、ミスになる前に気がついて防いだことが多くあるはずです。私はそんなところに着目して、自分自身の価値に気が付いてもらえるようにしています。小さなことかもしれませんが、周りに評価されていると感じることで、自己肯定感も高まっていくことでしょう。“できていないこと”でなく、“できていること”にフォーカスすることで伸びていくのは、子どもも大人も同じこと。母親として子育てをしていることが、後輩育成にも活かされていると感じています。

一般職社員1

子育て世代の
働き方の選択肢が広がった。

当社では、私のように仕事と子育てを無理なく両立させている女性は、ごく当たり前の存在です。私自身、入社前は結婚・出産後の働き方について具体的なイメージは持てていなかったものの、復職して働く先輩たちの姿を目にしたことで、自然と同じ道を歩むようになりました。特に2人目の妊娠中は長男の子育てもあり、大変な状況ではありましたが、在宅勤務のテスト運用期間を利用して家で仕事を続けることができました。通勤に伴う負担を減らせたと同時に、職場の仲間への負担も減らせたことがありがたかったです。その後、コロナ禍においては在宅勤務でも仕事ができる環境がしっかりと整えられ、子どもが幼稚園に行けない日などは在宅勤務に切り替えて対応しています。2人の子どもを抱えていると、食事や送迎、寝かしつけなど、時間に追われながら相当な体力を使わざるをえません。だからこそ在宅勤務や時短勤務などの制度を活用した多様な働き方で、心身のゆとりを保ちながら仕事に打ち込める環境があることに感謝しています。

一般職社員1

仕事の出来事を通して
子どもたちに生きる力(非認知能力)を教えてあげたい。

子育ての経験が職場での後輩のサポートに活かされているとお話ししましたが、逆に仕事での経験を子育てに反映できてもいます。子どもたちには「ママはこんなに仕事があるけれど、お迎えの時間までに終わらせられるように一つずつ片づけていくよ。これを“優先順位をつける”っていうんだよ」という時間管理の話や「今日はこんな失敗をしたけれど、次は失敗しないように対策を考えたよ。失敗しても“リカバリー”が大切なんだよ」という話をしています。仕事から学んだこと、経験したことを子どもたちにも伝え、成長していく力、自立していく力にしてもらえたら嬉しいですね。私のこんな体験を通じ、これから入社される皆さんが、子育てを自分のキャリアの一部にしながら職場で輝ける、そんな環境をつくっていく1人でありたいと思っています。

Others

PAGE TOP