総合職社員3

ビッグスケールの石炭ビジネス。
支えているのは人対人の信頼関係。

高橋 沙和※取材当時の内容です。
第一原料本部 石炭部 第二石炭室
文学部教育学科卒・2017年度入社
Profile
学生時代は、日本一になったこともあるダンスサークルでの活動に打ち込む。旅行が好きで、アルバイトでお金を貯めては海外に出かけていた。海外に関連した仕事ができると思ったこと、社員が熱量高く仕事に取り組んでいると感じたことからJFE商事に入社する。

総合職社員3

数億円のビジネスに
1年目から携わることができた。

鉄鋼商社に入社した私は、まさか自分が石炭を扱うことになるとは想像もしていませんでした。配属初日、室長から「石炭についてどう思う」と問われ「黒くて大きいです」と答えたのを覚えています。室長が一瞬無言になってしまった、その空気感が今も忘れられません。石炭部ではその名の通り、鉄の原料であるコークスになる石炭や、発電用・セメント用に使用される石炭を輸入し、販売しています。その中で私の所属する第二石炭室は、オーストラリアや中国から石炭を輸入し、日本のセメントメーカーに販売。さらに中国、ベトナム、ブラジルなどの発電所、セメントメーカーとも取引があります。仕事のスケールは大きく、石炭を運ぶ船は3,000トンから15万トンにも達し、1隻あたり数億円のビジネスになることも。1年目にそんな船の手配を任されたときは、いかにも商社らしい仕事だなあと感じたものでした。石炭のサプライヤー、バイヤーの間に立ち、双方の希望する積期、価格、数量などについての商談を開始するところから、成約後にその石炭が顧客のもとに到着するまでの貿易実務も、事務担当の社員と一緒になって進めています。この規模感はJFE商事の仕事の大きな魅力です。

目の前の取引だけでなく、
未来のビジネスの開拓にも挑む。

営業として力を入れているのは、取引先の開拓です。コロナ禍による世界経済の落ち込みは石炭の需要に大きな影響を与えましたし、時代の流れとしての脱炭素のトレンドも無視できません。目先の利益を追い求めていくことも大切ですが、それだけにとらわれず、5年後、10年後を見据えてどのように需要を開拓していくかという発想で取り組んでいます。もちろん開拓といっても一筋縄ではいきません。従来の発想や取り組みにとらわれない、クリエイティブなアプローチが必要でしょう。常にアンテナを高く掲げ、地道な努力を続けたいと思います。その点で心強いのは職場の先輩たちです。石炭一筋に歩んできたこの道のプロという方も多く、どんな質問を投げかけても答えてくれます。その豊富な知識量にはいつも圧倒されるほどです。心をいつもオープンにし、そうした先輩方のアドバイスや指摘を柔軟に受け入れることを心がけています。もちろん私自身の意見や主張をもつことも大切ですが、石炭の世界は非常に奥が深く、入社5年目の私でもまだまだわからないことだらけ。常に勉強を続けていかなくてはならない点も、この仕事の魅力といえるでしょう。

総合職社員3

サプライヤーとバイヤー、
双方が気持ちよく仕事をするために。

サプライヤーとバイヤーの間に立つ人間として大切にしているのが、双方に気持ちよく仕事をしていただくことです。ビジネスは会社対会社の取引ですし、互いの主張がぶつかることも少なくありません。しかし基本は人対人。信頼関係をベースに成り立っており、その場だけの利益を追求しては長い取引関係は生まれません。そうした考えのもとで私は思いやりや気配りを大切に、双方と接しています。スケールの大きな仕事なので、つい人間としての気持ちや感情が置き去りにされそうになる局面も少なくないのですが、この点だけはいつも気をつけるようにしています。こうした姿勢、考え方も同じ部署の先輩方に学びました。先ほどもお話ししたように、部署にはどんなことでも相談できる先輩が多く、直接の上司ではない方にも遠慮なく質問できる雰囲気があります。キャラクターもそれぞれで、みんな個性豊か。就職活動で大切なのは、どんな人と一緒に働くことになるかという視点です。後輩の皆さんも、ぜひ働く人を見て、会社を選んでほしいと思います。

総合職社員3

夢はベトナム駐在。
豊かな国づくりに貢献したい。

当面の目標は、今の部署で大きな取引の仕組みをつくることです。コロナ禍の影響もあって日本の取引先とはなかなか対面でのコミュニケーションが取れていないことが難しい点ですが、その中でもなんとかして新規のビジネス開拓ができるように頑張っていきたいと思います。また原料は石炭しか扱ったことがないので、異なるマーケットについて学ぶためにも、違う商材を扱ってみたいという気持ちもあります。そして「この分野であれば高橋に聞けば何でも教えてもらえる」と認められる存在になれたら嬉しいです。海外赴任は入社3年目に経験しました。予想していたより早い時期での海外経験でしたので、苦労はしたものの、得られたものは大きかったです。将来は機会があれば、母親の母国であるベトナムに駐在してみたいと考えています。そのためにも英語の勉強には今まで以上に力を入れていきます。私は幼い頃から母と一緒にベトナムを訪ね、経済発展によって生活が豊かになっていく様子を目の当たりにしました。仕事を通じて私自身もベトナムの未来に貢献できたら、こんなに嬉しいことはありません。こうした夢を抱けるのも、商社ならではの魅力だと感じています。

Others

PAGE TOP