JFE商事エレクトロニクス（以下、J商エレ）は、6月4日（水）から3日間、東京ビッグサイトで開催された「JISSO PROTEC 2025（第26回実装プロセステクノロジー展）」に出展しました。本展示会は、電子部品実装技術の最先端が集結する国内最大級の総合展示会であり、エレクトロニクス業界の関係者が一堂に会する場です。

少子高齢化や人手不足が進む中、SMT（基板表面実装^※）現場では、部品の管理や探索に多くの時間が費やされることが課題となっています。※電子部品を基板の表面に直接取り付ける技術

例えば、「リールに巻かれた大量の電子部品をカウントする時間」や「格納されている電子部品を実装機にセットするために必要な、正しいリールを探す時間」は生産効率を大きく左右する要素です。電子部品の多品種化・小型化に伴い、現場の生産性向上に向けたソリューションが強く求められています。

J商エレは、こうした現場の課題解決のため“数える。を数秒で、探す。は一瞬で”を実現する「移動式スマートリールラック」を、今回初めて操作体験型で展示しました。

従来の固定式ラックに加え、移動式ラックを組み合わせることで、部品のピックアップから実装現場への搬送、実装機へのセットアップまでの一連の流れを、実際に体感できるブースを展開。LED表示による部品特定や、スロット番号順の出庫機能により、“探す時間ゼロ”を実現する新たな在庫管理の姿を多くの来場者に紹介しました。

なお、今回の展示会には当社の祖母井社長も視察に訪れ、現場の声に直接耳を傾けるとともに、最新ソリューションを見学しました。

本展示会を通じて、来場者やパートナー企業との対話により、今後の製品開発やサービス向上のための貴重な意見を得ることができました。

J商エレは、今後もお客様の多様なニーズに応じたソリューションを提供し、安全で効率的な製造現場の実現をサポートしていきます。

「移動式スマートリールラック」の詳細はこちら：https://smt.jfe-shoji-ele.co.jp/smart-reel-rack