総合職社員2

個人プレーではなくチームを大切にする。
そんなカルチャーがあるからチャレンジできる。

三浦 雄三※取材当時の内容です。
鉄鋼貿易本部 薄板貿易部 缶用鋼板貿易室 課長
経済学部卒・2008年度入社
Profile
高校では野球に打ち込み、大学時代はボクシング部に所属。プロ野球をタダで観られるからと、スタジアムでのビール販売のアルバイトも経験した。海外で働きたいとの思いで商社を志望。先輩社員の人柄に惹かれたことが決め手となり、入社に至る。

総合職社員2

若手の言葉に耳を傾け、
成長を後押ししたい。

私の所属する缶用鋼板貿易室は若手が多く、メンバーの在籍期間が比較的短いことが特徴です。メンバーは10名。年次で私は上から3番目ですが、室歴でいけば下から2番目の新米です。課長というポジションにあることから人材の育成は私の大切なミッションの一つとなっており、自分自身の経験や考え方を室員に伝えていこうと考えています。私が若手の頃は先輩の後ろを必死について歩き、商談の場に同席して、見よう見まねで仕事を覚えたものでした。しかし人も時代も変わった今は、「黙ってオレについてこい」ではなく、育成にも新しいアプローチが必要でしょう。コロナ禍という事情もあります。私が今心がけているのは「先輩の姿に学べ」ではなく、「必要なスキルや知識を具体的に明示してあげること」です。それによってなるべく遠回りせず、できるだけ早く育ってもらいたいと考えています。もちろん若手にとって質問しやすい雰囲気をまとっていることも大切でしょう。相談事があればじっくり耳を傾け、教えたいことがあれば納得してくれるまで根気強く話し続ける。そんな姿勢を貫くことで、「この上司の力になりたい」と部下に思ってもらえたら最高です。

モノだけではない、
付加価値の高いサービスを提供。

缶用鋼板貿易室では、名前の通り食品や化粧品などの缶に使われる鋼板を取り扱っています。私の担当は北米と韓国。韓国については加工業者であるリローラーに向けて中間材としての鋼材を輸出しています。リローラーでは製缶メーカー向けにロール状の鋼材を0.15ミリ程度の薄さに伸ばす加工を行います。北米についてはブリキにフィルムを貼ったラミネート鋼板を、直接製缶メーカーに輸出しています。現地に倉庫を用意してその鋼板を預かることで、製缶メーカーに対して在庫管理機能も提供しています。さらにファイナンス機能も提供するなど、単にモノを届けるだけにとどまらない付加価値の高いサービスを提供しており、お客様は多くのメリットを得ているはずです。スーパーの棚には缶用鋼材が使われた食品缶などが並んでおり、人々の生活に身近な製品を手がけているという実感が得られます。そんな“わかりやすさ”は、缶用鋼材に携わる面白みの一つです。また倉庫機能やファイナンスなど多様なサービスに携われるのも、面白い点です。

総合職社員2

課題に対してもチーム全体で
取り組んでいく風土がある。

缶用鋼板貿易室に限ったことではなく、JFE商事全般にいえることですが、個人の成績を追求するよりもチーム全体での取り組みを評価するカルチャーがあるのは間違いありません。何かトラブルが発生した際も個人の責任として対応するのではなく、組織全体の問題と受け止めて解決に取り組む姿勢があります。こうしたカルチャーは、社員にとって働きやすさにつながっているといっていいでしょう。JFEスチール製の缶用鋼板は今後減っていくことが予想されるため、他の仕入先の開拓が私たちの大きな課題となっています。もちろん品質リスクがありますから、どこから仕入れてもいいというわけにはいきません。客先に納入するまでの物流面も考慮する必要があります。今後はこうした課題にも組織として対応していくことになるでしょう。石橋を叩いて渡る慎重さは大切ですが、一方で思い切ったチャレンジもしていきたいと考えています。

総合職社員2

決してLoserはつくらない。
それがビジネスの信条。

仕入先と売先の間に立つのが商社です。仕入先だけが儲かったり、売先だけがおいしい思いをしたりということがあってはなりません。三者が等しく利益を得られることが商売を長続きさせる秘訣です。つまり基本はWin・Win・Winの関係づくり。Loserは決してつくらず、全員がWinnerでありたいと考えています。これは入社以来、商社の人間として変わることのない思いです。私は海外で仕事がしたいとの思いで入社しました。幸いその願いはかない、6年目にインドネシア駐在を経験することができました。今後もチャンスがあればいつでも海外に飛び出して活躍したいという思いがあります。海外に赴任していると、日本にいてはとても会えないようなVIPに面会することもありますし、自分の判断で大きな金額を動かすこともできます。あの醍醐味は忘れられません。ぜひ近いうちにまた海外赴任したいと考えています。

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